リーマンショックも乗り越えた、世界標準の投資手法とは?
どうも、かっぱでーす。今日は投資の本でーす。
「長期・積立・分散」という、世界標準の投資手法を学び、投資を見直してみませんか
積み立てNISAや確定拠出年金等の投資しやすい環境は整いましたが、この「投資はギャンブル」という心理的なハードルを越えられずに、実行できないとういう人多いのではないでしょうか。
その原因の1つに、世界標準の投資手法である、「長期・積立・分散」という手法を知らないことが挙げられると思いますな。
ぜひこの機会に、「長期・積立・分散」という、世界標準の投資手法を学び、投資を見直してみませんか。
この本で学べること
- 老後に向けた正しい資産運用はどのようなものかがわかる
→世界経済全体への「長期・分散・積立」の投資により、経済成長率を上回る、投資リターンを得る
- なぜ人間が資産運用に失敗するのかが分かる
→人間は損することが嫌い
- お金とさらに人生とこれまで以上にしっかりと向き合うきっかけになる
→投資の目的は何かを考える
なので、
- 資産運用が初めてという人
- 資産運用しているものの自信を持てない人
が読むと役に立つとはずです。
ちなみに、著者がつくった「ウェルスナビ」という投資サービスは、AIが「長期・積立・分散」で世界全体に自動で投資してくれます。
世界標準の投資手法、「長期・積立・分散」の資産運用とは
- 10年以上できれば20年以上の長期投資
- 毎月一定の金額を投じる積立投資
- 世界中のさまざまな資産への分散投資
で、例を挙げると、
ノルウェー政府年金基金の資産配分は66%が株式31%が債権3%が不動産具体的にはアップル、マイクロソフト、ネスレ、シェル、 Google、 Amazon をはじめとする72カ国9146銘柄、つまり世界全体の様々な資産に幅広く分散して投資している。
と、年金基金も採用している投資手法です。
なぜ、「長期・積立・分散」が世界標準の投資手法なのかというと
- 長期・分散投資→金融危機の荒波を乗り越えられる
- 積立投資→為替リスクをコントロールできる
からです。
例えば、
①先ほどのノルウェー政府年金基金
短期間ではリターンがマイナスだが、長期ではプラスになった。
- 過去20年で4年間マイナスのリターンの期間があった(リーマンショック等の金融危機)
- 20年間のトータルでのリターンは+226%だったで、年平均では6.1%だった。
②日本経済VS世界経済
世界経済に分散して投資していれば、1000万円以上多く資産を増やすことができた。
1992年からの25年間で、
- 世界経済に分散投資した場合
世界経済の成長率は年平均3.7%、投資リターンは年平均5.9%
もしも、100万円の元手から始めて月3万円を積み立てると25年後には1000万円が2457万円まで増えたことになる。
- 日本経済に分散投資した場合
日本経済の成長率は、年平均0.9%。
もしも、100万円の元手から始めて月3万円を積み立てると25年後には1000万円が1432万円まで増える。
③著者の妻の両親は金融リテラシーが高くなかったが、数億円の金融資産を持っていた
- 富裕層向けの資産運用サービスを利用できており、彼らが若い時から20年以上にわたって長期積立分散の資産運用してきた。
- 金融リテラシーが高いわけではなかった
世界全体に分散投資する為には、株式市場全体をカバーするような投資信託が解の1つとなる
なぜ、投資信託なのか
長期・積立・分散の資産運用では特定の企業や産業に集中せず幅広く投資することを考えるが、
- どの企業や産業の株価が上がるのかを正確に予測するのはほとんど不可能
- 株式市場に上場している数千もの株を一つずつ買うのは現実的ではない
というわけで、楽だからです。
数ある投資信託の中からどうやって最適な商品を見れば良いか
- 投資信託の価格の動きと、目標とする株価指数とのズレが少ないものを選ぶ→トラッキングエラーが小さいものを選ぶ→トラッキングエラーが大きいということは、株価指数を構成している銘柄全体に分散投資できていない。
- 早期償還リスクを低減する為に、1000億円以上の純資産総額があるものを選ぶ→リターンがマイナスなのに換金されても困る。
- この2つを満たして、手数料が安いものを選ぶ→積み立てNISAで買える投資信託から探せば見つけやすい。
全ての金融商品には程度の差はあれリスクが示されているので、意味を理解しておく
なぜなら、
過去25年間で国際的な金融危機は5回発生している。今後、20年、30年と資産運用を続けていくに当たり、いくらかの金融危機を乗り越えられるかを考えておく。
なぜ人間が資産運用に失敗するのか→人間の脳は損をすることを極端に嫌うから
行動経済学の研究では、損をしたときは得をしたときよりもおよそ2倍、感情が揺れる。これを投資に当てはめると、
「値下がりした資産を持ち続けていたら、下がり続けて損が膨らむのではないか」と感じ、投資の原則である、「安く買って、高く売る」ことが難しく、逆の行動をとってしまう。
投資をきっかけに、お金と人生について考える→投資の目的は何か
私が投資に興味を持ったのは、2年くらい前。たまたま、株式投資で30歳でFIREするというブログを見つけたんですよね。それで、「そんなに若くリタイアできたら、どんな人生になるだろうか」と考え、少なくとも会社には行かなくていいのだなと、思いました。
それから、自分の収入と支出から、投資可能額、目標リターン、リタイアできる年齢を考えてましたね。まさに、投資をきっかけに「お金と人生について」考えましたね。結局のところ、そのブログのように早めにリタイアするのは難しそうですが、今年の夏から積み立てNISAを活用し投資をはじめました。このブログのタイトルである、人生を変える為には、今できることを実行するしかないと思いますな。