パートナーを選ぶときの覚悟とは
人生で初めて恋愛の本を読んでみました。
絶版になっていたプレミア価格がついていた本書ですが、新しく日本語翻訳と増強されて最近出版されました。ありがたいことですな。
カップルの争い事の69%は、解決せずに繰り返す
ということで、争い事が起きるのはお互いの気質の違いに起因するそうです。例えば、アウトドア派とインドア派であったり、都会派と田舎派ですね。
なので、お互いの気質を受け入れたり、対話によって良い関係を築きましょう、というのが本書のテーマですかね。
良い関係を築くことができる、安定型の愛着スタイル
そして、ここで出てくるのが安定型の愛着スタイル。全体の半数にあてはまり、私は愛することも、愛されることができるし、身近な人は私を見捨てない。自分も他人も肯定できるのが特徴。
安定型になるか、ならないかは遺伝の問題もありそうだけど、幼少期に親から愛されていたかがカギ。幼少期に様々なことをして、時には失敗もするけれど、どんなときも親は見捨てなかったし、守ってくれたという安心感が安定型の愛着スタイルを形成するそう。
安定型以外は、
- とらわれ型(10%)、親密な関係を望んでいるが、相手には受け入れてもらえないだろう
- 拒絶・回避型(25%)、裏切られて苦しい思いをするのなら、親密にならない方がいい
- 恐怖・回避型(15%)、親密な関係を望んでいるが、受け入れてもらえないのを恐れている。
気になる相手が安定型かどうかは、親との関わり方が1つの判断材料にはなりそう。
肯定とは?自分と相手の気質を受け入れること
自分と相手を肯定するとは、それぞれの気質を受け入れることだと思いますが、社会の偏見が邪魔になりますよね。
例えば、社会的な男と女の偏見です。幼稚園や小学校のときから刷り込まれてますよねー。男のなんだから泣かないの!とか、男としての掟、女としての掟があってそれを守らない奴はダメなやつだみたいな。
でも、それって完全に個人の気質を無視していますよね。自分の気質に逆らうことはできないので、自分はもちろん、他人の気質も受け入れましょう。
恋愛をするとき、ひといちばい敏感な人が準備しておくこと
- 刺激を受けすぎたときの対処方法
- 刺激の最適レベルを把握しておく
- すべての人を助けようとしない。必要な時に敏感さをうまく使う
- 人を好きになりやすいことを知っておく。今のパートナーの欠点を補う人と恋仲にならないような、距離のとり方。
安心していいのが、ひといちばい敏感だからいって、恋愛や結婚に向いていないというのは否ということ。
ひといちばい敏感な人と付き合うメリット
- 自分では認めたくない欠点を指摘してくれる
- 健康的なライフスタイルの提供
- 二人の関係の雲行きの怪しさに気づき、何らかの提案をしてくれる
- 海、森、山、等の自然の癒やしを気づかせてくれる
このように、敏感さを活かすことが可能になります。
覚悟を決める
最後に、パートナーを選ぶときには、
パートナーは皆、「良いところも悪いところもセット」。相手を選んだとき、その人の問題も一緒に引き受けた。
と、覚悟決めることで、良い恋愛ができるのではないでしょうか。